abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

エセ「高タンパク」商品に気をつけよう!!

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こんにちは。

 

このブログでは度々、タンパク質の重要性について書いているわけですが、実際のところ、必要量が摂れていない方は結構いたりします。

 

タンパク質の必要量に関しては以前に書きました通り、1日に体重1kgあたり1gが最低ライン、ダイエットをするなら、というかダイエットを始め筋肉をつけたり肌や髪をキレイにしたりするなら1日に体重1kgあたり1.5gくらいは摂取したいところです。(以前の記事に書きました通り、1日に体重1kgあたり1.6gのタンパク質を摂取すると効率良く体脂肪が減ったという研究があります。)

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主な食品ごとのタンパク質の含有量は上の記事でも書いておりますが、近年、コンビニエンスストアやドラッグストアなどで、タンパク質がそれほど含まれていないのに「高タンパク」などと表示されている商品があったりするので、これには注意が必要です。

 

商品に「高タンパク」と記載するのは、国が定めた「栄養強調表示」の基準を満たしていなければ出来ないのですが、逆に言うと、この栄養強調表示の基準さえ満たしてしまえば、どんな食品だって「高タンパク」と表示してしまえるわけです。

 

ちなみにタンパク質に関しましては、商品の100kcalあたりに、8.1g以上のタンパク質が含まれていれば「高タンパク」と表示できます。

 

この基準、わりと穴だらけでして、逆に言えば全体量100kcalに対して8.1g以上のタンパク質が含まれていれば、商品1つあたりに含まれるタンパク質の量が少なくとも「高タンパク」と表示ができてしまうわけです。

 

ハンディゼリーなどの商品に多い例ですが、商品全体のカロリーが50kcalの商品であれば、タンパク質は4.1g含まれていれば「高タンパク」と表示できてしまいます。

 

タンパク質のカロリーは1gあたり4kalですので、タンパク質4.1gだと16.4kcalです。人工甘味料などを使用すれば商品のカロリーは簡単に抑えられますのでタンパク質以外の栄養素(糖質、脂質)で商品の残りのカロリーを33kcal以内にすれば「高タンパク」と表示できる商品の出来上がりです。

 

感覚は人それぞれかもしれませんが、少なくとも私は1食分に含まれるタンパク質が4g程度の商品を高タンパクとはとても思えないところです。

 

まあ商品1個あたりの価格が安ければ大量購入して一度にたくさん食べるのもアリかもしれませんが、高タンパクをアピールしてるハンディゼリーはタンパク質含有量が5g程度で200~300円程する商品なんかもありますからねえ・・・。

 

そんなわけで「高タンパク」の表示に惑わされずに、商品を買う時はパッケージの裏面なんかに記載されている「栄養表示」の欄を見ることをオススメします。

 

 では。

 

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