こんにちは。
正月休みで身体を休めているはずなのに、かえって身体にダルさを感じてしまう。私も昔はよくあったんですが、これは実は栄養学的な原因がありまして、今回はそのお話を。
食べてる物が体調に影響を与えるというのは皆さんもなんとなくイメージできるのではないかと思います。正月のダルさはここに原因があることが多いのですが、まずは正月に食べるものを意識してみましょう。おせち料理や雑煮、あとは雑煮にも入っていますが餅ですね。ちなみに私は毎年、家族でお寿司なんかを食べたりします。
おせち料理や雑煮、餅、寿司、年末までさかのぼれば年越し蕎麦なんかも食べたかと思いますが、このあたりに共通する事がありまして・・・、それはどれも「高糖質」なんですよ。餅なんかは極端に言えば糖質の塊のようなものですからね。
さて、以前の記事で「疲れた時に甘い物を食べても疲労は回復しないよ」って言う話をしたと思いますが、そこで書きました通り、糖質は身体のエネルギーになるけど、ビタミンB1が無ければ上手くエネルギーとして代謝されません。
逆に糖質を摂ると、身体は糖質をエネルギーとして代謝するために、ビタミンB1をどんどん消費してしまいます。その結果、身体はビタミンB1の不足に陥ってしまうことが多いんですが、このビタミンB1の不足が身体のダルさの原因になります。
ビタミンB1は肉や魚などをしっかり食べて、糖質を過剰に取りすぎなければ極端に不足する事は少ない栄養素なのですが、前述の通り正月料理はいかんせん糖質が多く、ビタミンB1も正月料理で摂取した糖質を代謝しきれるほど摂取できないのが、正月休みに感じるダルさの原因である可能性が高いです。
ということで、正月休みでダルさを感じてしまう方はビタミンB1 を積極的に摂取する事を心がけてみて頂ければと思います。(できれば糖質も控え目に。)
ビタミンB1は豚肉に圧倒的に多く、タラコやレバー、ナッツ類にも多めに含まれます。その他、鮭やニンニク、豆腐にも少量含まれますので、このあたりを取り入れるのが良いですね。
また、ニラやネギにはビタミンB1の吸収を助ける「アリシン」という成分が含まれますので、ビタミンB1の摂取を意識するには一緒に取り入れるのがオススメです。レバニラ炒めなんかは栄養学的には理にかなった調理法なわけですね。
そんなわけで正月休みのダルさはビタミンB1で解消して、今年も頑張っていきましょう。
では。
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