こんにちは。
以前、「ストレスは受け止め方次第で最強の武器になる」なんて記事を書きましたが
、ストレスを前向きに受け止めるメンタルを作るのは一朝一夕には難しいもの。そして、ストレスは武器にはなるものの、不必要なストレスもなるべく減らしたいというのが正直なところだと思います。
そんなわけで今回は、ストレスを解消するのに有効な「趣味」について。
わりと「自分は趣味できちんとストレスを解消している!」と思う方も多いかもしれませんが、アメリカ心理学会(APA)という協会が、科学的に「意味のない」ストレス解消法なんかを提唱していまして、例としまして飲酒や喫煙、ギャンブルやショッピング、やけ食いなどは、それをしている最中は良い気分になるかもしれませんが、実際のところストレス解消効果は無いそうです。
では、科学的に効果のあるストレス解消法は何かという話です。
ストレス対策に関しては数多くの研究がなされていまして、効果的なストレス対策法も多く存在するのですが、今回の話で特に推奨したいのが「読書」になります。
サセックス大学の調査よると、本を読むとストレスが68%も減ることがわかったそうです。読む本は特に制限はなく、1日に30分以上の読書が特に有効なようです。
そして素晴らしいのが、読書をすること自体がストレス解消になるだけでなく、読書によってストレスに強いメンタルになっていくという事です。
「感情の粒度」という言葉がありまして、心理学用語で自分の感情を詳しく表現できる能力の事を指すのですが、例えば、ストレスを感じた時に「嫌な気分だなあ・・・。」としか思わないのは、感情の粒度が「粗い」という事になります。
逆に、「気持ちが曇り空のように暗い」「心が何かに掴まれているような重圧を感じる」「敵軍にニュータイプがいる時のようなプレッシャーだ」といったように自分の感情を精細な表現で表せる人は感情の粒度が「細かく」、こういった人達は感情のコントロールが上手く、ストレスに強いと言われています。
では、感情の粒度を細かくするにはどうしたら良いか。その鍵を握るのが「語彙力」です。ちょっと不思議な話なんですが、「語彙力のある人はストレス性の病気にかかりにくい」なんて研究もあるそうです。
さて、そんな語彙力を鍛えるのに有効なのはやはり「読書」です。これは個人的な感覚なのですが、同じ著者の本を何冊も読むよりも多くの著者の本を読む方が語彙力は鍛えられる感じはしますね。人それぞれ言葉遣いのクセの様なものがありまして、私自身も自分のブログを読み返すと自分が多用する言葉遣いや表現があることに気づいたりしますので。
なので、特定の著者に偏るよりも多くの著者の本を読む、ジャンルも多才な本を読むことでよりストレスに強いメンタルになっていくのではないでしょうか。
という事で、有効なストレス対策は数多くありましたが、本日は読書の利点についてでした。ストレス対策についてはまたそのうち書きますね。
では。
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