abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

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こんにちは。

 

個人的に昔から強引にポジティブシンキングをしようとする人が苦手だったりするのですが(笑)先日、「どんな時も無理やりポジティブに考えるより、ネガティブな思考を利用した方が上手くいくよー」って内容の本を読みまして、今回はこちらの内容をシェアしていこうと思います。

 

今回ご紹介するのはブログのタイトルにもしました、こちらの「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」という本です。

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全体的な内容としましては、ポジティブシンキングを全否定しているわけではなく、ポジティブ感情もネガティブ感情も受け入れて幅広く活用できる人が人生において成功できる可能性が高いといったもの。

 

感情は全て「情報」であり、良い気分も悪い気分も、私達の成長、人間関係、環境、行動などがどういう状態か知らせてくれるものであり、自分の中に怒りや不安などのネガティブ感情を感じるそばから抑え込んでしまうと、人はそれらがなぜ湧いてきたのか、それがどんな行動を促しているかわからなくなってしまうとのこと。

 

 ネガティブな感情というのは、人間の身体やメンタルに悪影響があると思われがちですが、ネガティブ感情が人間に最も悪影響を及ぼす条件というのがありまして、その条件というのが驚くことに「ネガティブ感情を抑えて無理やりポジティブに考えようとする時」なんだそうです。

 

つまり、怒りや不安などのネガティブ感情を感じたときは、その感情を抑え込んで無理にポジティブに考えようとせず、その感情を利用して行動をするというのが最善の選択のようです。

 

具体的には、怒りの感情は創造性を高める事が心理学の研究でわかってきており、怒りを感じた際には無理に抑え込もうとせず、新しいビジネスのアイディアなどを考えてみるのが良いかもしれません。また、「怒りは交渉能力を上げる」なんて事も言われていますので、商談の前なんかに最近あった腹立たしい事を思い出してみるなんてのも、一つのテクニックかもしれません。湧いてきた怒りのあまり、商談相手に八つ当たりをしてしまわないようにご注意を(笑)

 

そして、ネガティブな感情と言えば「不安」というイメージを持つ方も多いのではないかと思いますが、不安も有効な使い方があり、人間が不安を感じている状態というのは「危険を察知する能力が高い」状態です。前述の様に感情というのは「情報」であり、不安という「情報」は今の自分に何か見逃しているものや気づいていない事があるのではないか教えてくれています。不安を感じた際には今の自分の状態などを見返してみるのが良いかと思います。

 

また、ハーバード大学の研究によれば、不安を感じた時に不安を抑えようとしても意味はなく、むしろやる気になって興奮している状態だと捉えることでスピーチなどのパフォーマンスが上がることがわかっています。

www.sciencedaily.com

不安を感じた時は「不安は自分に力を与えてくれる!」「この不安のおかげでやる気が起きて興奮している!」と捉えて物事に取り組むの事で物事のパフォーマンスが上がって良い結果に結びつきやすくなっていきます。

 

そんなわけで何かと不安になることなどが多い世間の現状ですが、ネガティブ感情を感じた時はその感情を否定せず、上手く自分の力として使っていきたいところです。

 

ちなみに前述の参考文献はコチラ↓から。

では。

 

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