abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

トマトで美肌になってアンチエイジング!しかも痩せる・・・かも!?

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こんにちは。

 

トマトに含まれるリコピンがアンチエイジングに効果的なのは知れ渡っていますが、トマトはアンチエイジングだけでなく、様々な健康効果があることがわかってきていますので、今回はトマトのお話。

 

・アンチエイジング効果

まずは前述の通り、トマトに含まれるリコピンが強い抗酸化作用を持ち、老化を予防してくれる働きをします。こうのブログでも何度か書いていますように、老化の原因は基本的に酸化と炎症ですので、酸化をガッツリ抑えてくれるのは嬉しいところ。

ちなみにリコピンの摂取量の目安は生のトマトなら1日に2個程度、トマトジュースなら1日にコップ1杯程度と言われています。

 

・美肌効果

トマトに含まれるリコピンにはアンチエイジング効果だけでなく、肌をきれいにしてくれる働きもあります。リコピンは特に紫外線によって生成されるメラニンを抑える働きを持ち、日焼けによるシミの予防なんかに有効なようです。

また、トマトにはビタミンCも含まれ、リコピンと共に体内でコラーゲンを生成し、シワの改善や予防にも働きかけてくれます。

 

・動脈硬化を始めとする生活習慣病予防

こちらの点でもリコピンは大活躍。強い抗酸化作用により様々な生活習慣病を予防してくれます。

 

・ダイエット効果

これはまだ研究では充分に解明されていないのですが、トマトに含まれる13-oxo(オキソ)-ODAという成分が体内の脂肪燃焼を促進させるのではないかと京都大学の研究で示唆されています。

journals.plos.org

こちらは肥満のマウスに13-oxo-ODAを含む餌を与え続けたところ、体重そのものは変化がなかったものの、脂肪の燃焼に関わるタンパク質の生成量が増えており、炭水化物を代謝する能力も向上していたんだとか。

 

これはマウスでの研究なので、人間でどれくらい効果があるかは未知数なんですが、トマト自体は低カロリーですし他の健康効果も高いんで、「もしかしたら痩せるかも」くらいの気持ちで食べてみるのはアリかもしれませんね。

ただ、このマウスに与えた1日の餌に含まれる13-oxo-ODAの量は人間に換算すると、1日に6個分、ジュースなら600mlほどなんだとか・・・。結構な量ですねえ。

 

そんわけで、トマトのダイエット効果は今後の研究に期待したいところですが、トマトがアンチエイジングや美肌に有効なのは栄養学的には定説となっていますんで、是非とも取り入れていきたい食材です。

 

ちなみにリコピンは加熱すると吸収率が上がりますんで、リコピンをより摂取したい場合は加熱調理がオススメです!ただしビタミンCは熱に弱いんで、トマトを加熱調理するとビタミンCが減っちゃうんですよね。悩ましいところです。

リコピンの吸収率を上げるためにトマトは加熱、ビタミンCは他の食材で補うってのがベターでしょうかねえ。

 

 

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