abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

最強アンチエイジング食材!?ブロッコリーの有効な食べ方

こんにちは。

 

先日、カラダづくりにはブロッコリーがいいぞ!!ってな記事を書きましたが、ブロッコリーは老化防止にもめちゃくちゃ役立つ超優良食材でもあったりします。今回はブロッコリーのアンチエイジング力と、そのパワーを最大限に引き出す食べ方につきまして書こうと思います。

 

ますは以前の記事でも書きましたように、ブロッコリーにはグルコブラシシンなる物質が含まれておりまして、こいつは体内で「DIM(ジインドリルメタン)」という物質に変化します。このDIMが体内のテストステロンを増やしてくれるのですが、テストステロンは染色体の端っこにある若さの指標でもあるテロメアを長くしてくれる働きがあります。極論、テストステロンが増えると若返るってことですな。ブロッコリーはテストステロンを増やしてくれるので、まずはこの点で有効って話になります。

 

テストステロンってのは男性ホルモンですので女性の方は敬遠しがちですが、女性の身体でも自然に少量分泌されており、ブロッコリーを食べて分泌量が多少増えたところで、男性のように体毛が濃くなったりムキムキになったりするほどの事はほぼ無いと思われますのでご安心を。

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そしてもう一つ。ブロッコリーには「グルコラファニン」と「ミロシナーゼ」って物質が含まれてまして、この2つが反応を起こして生成される「スルフォラファン」という成分が強力な抗酸化作用を持っており、老化をガッツリ抑制してくれます。ブロッコリーはアンチエイジングに有効って言われているのはこのスルフォラファンによるところが大きいです。

 

ただし、このスルフォラファンを生成する前のミロシナーゼは熱にたいへん弱く、一般的なブロッコリーの調理法である「茹でる」「蒸す」といった方法ではけっこうな量が失われるそう。生で食べられるなら問題ないんですが、慣れない方には生のブロッコリーはエグみがあるのでちょっと抵抗あるかもしれませんね。

 

その問題を解決する調理法が中国で開発されておりました。ブロッコリーは傷がついたときにスルフォラファンを生成するので、包丁であらかじめ細かく刻んでスルフォラファンが生成されるのを待った後(大体30~90分くらい)に炒める。こうするとブロッコリーのスルフォラファンが結構な量、残るんだとか。中国4000年すごい。

 

そんなわけでブロッコリーは刻んで放置した後に炒めることで最強アンチエイジング食材としての本領発揮をしてくれます。ここで気になるのは刻んだ後に炒める以外の調理法で調理するのはどうなの?って話。

 

スルフォラファンは水溶性であるため、茹でると流れ出てしまうので刻んで放置した後でも茹でたのではスルフォラファンは失われちゃう。蒸すか、カレーやシチュー、ポトフなどのように茹でた汁も一緒に飲めるような調理法なら良いかと思われます。

 

ちなみに私は色々と試すうちに生のブロッコリーが平気になってしまいまして、現在では刻んだ後に加熱せず、オリーブオイルと塩でマリネしたものをよく食べております。慣れるとこれだけで美味しいのでブロッコリー上級者はお試しあれ。

 

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