abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

お腹に脂肪が溜まるのはアレをたくさん食べてるからかもしれない!

こんにちは。

 

このブログでも何度か書いておりますように、身体の気になるところだけ脂肪を減らす「部分痩せ」をする方法ってのは現段階で確率されておりません。「もしかしたら出来るかもしれない」くらいの説はあるんですが、体脂肪ってのはダイエットをした際には全身まんべんなく減っていくっていう考え方が現段階では有力となっております。

 

さて、部分痩せとはちょっと違うものの「コレをたくさん食べてるとお腹周りに脂肪がつくかもよ!」って研究を見つけたので今回はこちらをシェア。

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

こちらは2007年と、ちょっと前の研究ではあるんですが、オスのサルに一価不飽和脂肪酸を含む食事とトランス脂肪酸を含む食事を与え続けて体重の変化なんかを調べた研究になっております。

 

ちなみに一価不飽和脂肪酸ってのは、オリーブオイルに含まれるオレイン酸なんかが代表的で、LDL(いわゆる悪玉)コレステロールを低下させる働きなんかを持っております。トランス脂肪酸に関しては以前の記事を参照頂ければ。

www.abney.fit

そしてトランス脂肪酸を摂取したサルは一価不飽和脂肪酸を摂取していたサルに比べ、6年間でお腹周りの脂肪が33%も増えていたそうです。その他、そもそもの体重の増加や糖質を処理する能力の低下なんかも見られたそう。

 

この研究がどこまで人体にあてはまるかはわからないものの、そもそもトランス脂肪酸は身体に良いとは言えないですし、お腹周りに脂肪がつくのを防ぐためにもなるべく避けるのが無難そうですね。以前の記事にも書きましたが、トランス脂肪酸は主にマーガリンやショートニング(近年ではこの2つは企業努力によりトランス脂肪酸は減っているようです)、サラダ油なんかに含まれております。

 

そんなわけでお腹周りの脂肪が気になる方は腹筋のトレーニングなんかを必死にやるよりもトランス脂肪酸の摂取量を減らしたほうが早いんじゃないかなー・・・と思う次第です。

 

ちなみに、エビデンスが全くはっきりしない説なんで効果の保証はできないんですが、女性のバストサイズをアップするのにオメガ3系脂肪酸(青魚などに含まれます)が有効なんて話もあったりします。まあオメガ3系脂肪酸はトランス脂肪酸とは逆に、身体にとって大切かつ不足しやすい脂肪酸なんで、健康のために摂取量を増やすついでにバストサイズアップに期待をかけてみるのもアリかもしれません。

 

 

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