abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

あなたが食べ過ぎてしまうのは腸内環境に原因があるかも!?

こんにちは。

 

たびたび腸内環境の重要性について書いてきておりますが、今回は「食欲が止まらないのは腸内環境に原因があるかもよ!」ってお話です。

 

過去に何度か書いてきております通り、腸内環境とメンタルはお互いに影響しあっておりまして、腸内環境が悪化するとメンタルを病んでしまったり、脳が強いストレスを感じるとお腹の調子が悪くなったりするわけです。

 

このように腸から脳または脳から腸へと影響を与える事が多々あったりするんですが、脳が感じる食欲もまた、腸の影響を受けることがわかってきております。そして、この腸から脳への影響を司っているのが腸内細菌。

 

腸内細菌は脳をコントロールしていると言われていまして、怖い事に宿主である人間の事は考えずに腸内細菌自身のために行動し、脳をコントロールします。食欲の話で言えば、腸内細菌が飢えているから脳に「もっと食事をよこせ」と言っているわけですね。

 

そこで人間が食事をして腸内細菌が満たされればよいんですけど、人間が食べたものが必ず腸内細菌の餌になるかはまた別の話。食事をしても腸内細菌が満たされなければ「もっと食事をよこせ」と脳に命令し、結果として食欲が止まらないという事になってしまいます。

 

この一連の流れを防ぐのは簡単な話。単に食事で腸内細菌の餌になるものを摂ってあげること。

 

具体的には何度も書いてきておりますように食物繊維。

 

食物繊維は人間の消化酵素では消化されずに大腸まで到達し、腸内細菌の餌となってくれます。食物繊維によって満たされた腸内細菌達は脳に対し「もっと食事をよこせ」と命令するのをやめ、身体に良い働きをするようになってくれます。

 

逆に食物繊維が足りずに腸内細菌が飢え続けると腸内環境は悪くなり、食欲の暴走に加え、様々な身体への悪影響が起こっていきます。健康のため、ダイエットのためにも腸内細菌にはきちんと餌をあげておきたいところですね。

 

そんなわけで食事は摂っているはずなのに食欲が止まらない方は腸内細菌がお腹を空かせてないか振り返ってみてください。食物繊維は野菜や果物、海藻類、キノコ類なんかに含まれております。水溶性、不溶性の分類もあり特徴の違いはありますが、まずはシンプルに「食欲が止まらなければ野菜不足を疑う」くらいの認識で良いのではないかと思われます。

 

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