abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

「何もしていないのに疲れている」原因と対策!

こんにちは。

 

「激しい運動をしたわけでもないのに身体が疲れている!」みたいな症状が現代人には多いみたいです。今回は、この疲労感についてのお話をしていこうかと思います。

 

このなぜか疲れているという感覚は脳が感じているものでして、脳内で作られる「アデノシン」が主な原因。アデノシンについては過去にも何度か書いておりますので、気になる方はブログ右側(スマホの場合は下までスワイプし関連記事の下)のブログ内検索「アデノシン」で他の記事も参照して頂ければと思います。

 

このアデノシンは睡眠のサインを送ったり免疫を向上させたりと身体に必要な物質ではあるんですが、疲労を感じさせる原因となったり、やる気ホルモンでもある「ドーパミン」の分泌をブロックしたりして、物事に対するモチベーションを低下させちゃったりします。

 

人間ってのは生きている限りアデノシンが分泌されるもんなんですが、頭を使う作業をすると脳内でブドウ糖が使われるんですが、この脳内で使われたブドウ糖の燃えカスのようなものがアデノシンです。要は頭を使う事をするとアデノシンが増えるわけですが、シンプルに脳を使えば脳は疲れるよねって考え方で良いと思います。

 

ちょっと問題なのは、脳ってのは自分で頭を使うような作業をしている感覚が無くとも働きまくってくれるもので、本人に自覚症状の無いまま脳が使われていって結果として脳疲労に繋がっていくなんて事があったりします。

 

特に現代人はスマホやパソコンなんかで常に大量の情報に触れているようなものなんで、脳はいつもフル回転状態になりがち。また、人間は1日に無意識のうちに数万回も考え事をし、その大半がネガティブな考え事で精神を削っていると言われています。

 

スマホやパソコンなんかは仕事や重要な連絡以外では極力使わないよう、物理的に隔離するなどして対策ができるものの、それでも脳を使って自らを疲労させてしまうのが人間という悲しい生き物のようです(苦笑)

 

無意識にも脳を使ってしまうことを避けるのはなかなか難易度が高いながらも、アデノシンによる疲労はなんとかしたいところ。最後にアデノシンからくる疲労対策をご紹介しようと思います。

 

・カフェイン

以前の記事でも書いておりますが、カフェインはアデノシンが受容体によってキャッチされるのをブロックしてくれる働きがあります。ただし、カフェインは頼り過ぎると耐性が出来てしまったり、摂取してから効果が出るまでに30分~1時間ほどかかる、逆にカフェインの効果が薄まるまでには時間がかかるため、遅い時間に飲むと夜の睡眠の妨げになるなんてデメリットもありますんで、お気をつけて。

 

・瞑想

瞑想は集中力を上げるのに効果的だったりするんですが、瞑想により余計なことを考える回数が減るんで脳の疲労を軽減できるんですね。某有名なRPGでは瞑想をするとHPが回復するわけなんですが、現実では脳のダメージを軽減できるわけなんですね。

 

・逆に激しい運動をする!

運動なんかしたら余計に疲れそうなイメージがあるかもしれませんが、全力ダッシュなどの負荷の高い運動を行なうとアデノシンの量が減るようです。全力ダッシュしている最中なんかは余計なことを考える余裕もないと思うんで、その面でも疲労対策には良いかもしれません。まあ全力ダッシュできる環境って実際にはなかなか無いと思います。スクワットやバーピージャンプなんかでも効果はあるらしいので、職場などだと難しいかもしれませんが、在宅のお仕事の方なんかはお試しあれ。

 

・脳は普段から使うようにしておく

筋トレと同じように、脳にあえて強い負荷をかけるようにすると脳はアデノシンに対する疲労に強くなっていくようでして、難しいパズルや数学の問題、謎解きなんかで脳に負荷をかける事を日ごろからやっておくと疲労対策にもなります。逆にスマホを見てダラダラ疲労をさせていくのは効果はあまり効果がなさそうなのでお気をつけて。

 

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