abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

寝る時にはどの向きで寝るのが1番良いのか問題

こんにちは。

 

このブログでは睡眠の質を上げるためのお話なんかもたまにするんですが、就寝時はどんな体勢、仰向き、うつ伏せ、横向き、どれで寝るのが良いのかを今回はお話していこうと思います。

 

実はどの向きで寝るのが良いのか問題に関しては、どの寝方も一長一短あり、100%正解の寝方は無いのでは?なんて言われております。しかし、睡眠の姿勢に関しても色々な研究によって解明されてきてまして、100%正解ではないにしても、現時点で良いのではないかと言われている姿勢が「横向き」のようです。

 

横向きが良いと言われている理由としては、睡眠時に行われる脳内の老廃物の除去が最も効率的に行われていくためと言われています。

 

脳を満たす脳脊髄液が老廃物を流してくれるのですが、睡眠時にこの脳脊髄液が最もスムーズに流れる寝方が「横向き」であり、脳の疲労を取って頭をすっきりさせるには横向きで寝るのが1番良いというのが現時点では解明されています。

 

たまに「横向きで寝ると身体が歪む!」なんて言われたりしますが、一般的に言われる身体の歪みは筋力差や日常での動作の偏り(片足ばかり体重を乗せて立つなど)が原因でして、就寝時の向きで身体が歪むというのは、絶対に起こらないとまでは言えませんが、ちょっと考えにくいのではないかと思います。

 

以上の理由で横向きの寝方が現段階ではベストと言われてはいるものの、まったくのデメリットがないわけでもなく、寝具や寝る時の微妙な体制によっては下側になっている肩を圧迫するため、血液の流れが滞り肩こりなんかの原因になったりする可能性がある事と、下側になっている目の眼圧が上がるため。緑内障の場合は悪化するリスクがあったりします。

 

なので、横向きで寝る場合は就寝時に肩に負担を感じないか確認をすること、また緑内障の方は他の寝方をするのが良いかと思われます。

 

私自身も元々は仰向けで寝ていたのですが、最近では横向きで寝るように心がけております。前述のようにどの寝方も一長一短あるので最後に仰向けとうつ伏せのメリットデメリットも書いておきますね。

 

 

・仰向け

全身がリラックスしやすく寝返りを打ちやすい。横向きのように肩こりなどの原因となる要素が少ない。眼球への負担が小さい。ただし、気道が圧迫され呼吸が浅くなりやすいので、いびきの原因や睡眠自体が浅くなりやすい。

 

・うつ伏せ

気道が確保されて呼吸が深くなりやすい、個人差はあるがメンタル的に安心感を得やすい、デメリットとしては首に負担がかかりやすいため首の痛みなどの原因になりやすい、寝方(顔を真下に向けてに口を圧迫するなど)によっては歯並びに悪影響を与える可能性もある。快適に寝ようと思ったら穴あき枕などの寝具も必要。

 

 

前述通り、睡眠に関しては色々な研究が続けられていて、100%これが正解ってのも現時点では無いんですが、個人的には今のところ横向き→仰向け→うつ伏せの順でオススメかなと思っております。

 

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