abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

ダイエット停滞期に見直してほしい事

こんにちは。

 

今回はダイエットをしていて、「これまで順調だったのに急に体重が減るペースが遅くなった、止まってしまった」という場合に見直してほしい事のお話をしていきたいと思います。

 

まずは、なぜダイエットは停滞するのかというお話からしていこうと思いますが、実は以前も書いておりまして、人間は摂取カロリーの少ない日が続くと脳が「これはヤバい」と判断して消費カロリーを減らす、要は身体を省エネモードにしてしまいます。

 

※以前の記事はこちらから↓

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そもそも人間の身体にはホメオスタシスという機能が備わっていまして、身体を常に一定の状態に保とうと働きかけます。ただし、カロリーが余った場合は飢餓に備えて体脂肪として身体に蓄積させるという、現代人にとってはなんとも皮肉な仕組みとなっております。

 

そう考えるとダイエットをして停滞するというのは、ある意味ではごく自然な事とも言えますね。

 

さて、ここからが本題で停滞してしまった場合に見直す事ですが、ポイントは「身体が体脂肪を減らせる状態になっているか」をチェックしていくべきであります。なんだか当たり前のお話に聞こえますが、実は停滞期を抜け出せない人はこのポイントを押さえられていない場合がけっこう多かったりします。

 

それでは具体的に書いていきますが

 

 

①栄養をきちんと摂れているか

人間の身体は基本的にはマイナスカロリーになっていれば体重は減っていきます。ダイエット初期ではやみくもにカロリーを減らすだけでも体重が落ちていきますが、体重の減少とともに、身体は消費カロリーが低下していき、この消費カロリー低下は栄養、特にタンパク質がきちんと摂れていないとさらに激しく低下していきます。

 

消費カロリーの低下を抑えるためにも栄養をきちんと摂る食事管理をしていきましょう。タンパク質量については以前も書いておりますので参考にして頂ければ。

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②運動を見直す

こちらはダイエットに運動を取り入れている方のお話になりますが、同じ運動を続けていると身体はそれに慣れてしまうため、随時、運動は違うものを行なっていくのがオススメです。ジムに通っている方であれば、筋トレのマシンで重さや回数などに変化をつける、自宅などで自重トレーニングをされている方であれば回数に変化をつけてもいいですし、そもそも種目を変えてみるなども良いと思われます。

 

また自宅の周りでジョギングをされている方なんかは、シンプルに走る距離や時間を長くしてもいいですし、難しければ時間を短くする代わりにコースを変えて坂の多い道を走ってみるなど、とにかく変化をつけてみる事が重要となります。

 

 

③そもそもマイナスカロリーになっているか

これは身も蓋も無いような話に聞こえますが、実はわりと重要な事で、前述の通りに人間の身体は体重の減少と共に消費カロリーが少なくなっていきます。

 

栄養をしっかり摂ったり、筋トレを行なったり、時にはチートデイを取り入れたりで消費カロリーの低下をある程度ゆるやかには出来るものの、こればかりは身体の仕組み上、仕方ない事なんですね。

 

例えば、今までは1日の消費カロリー1800kcal程度だったとすると、1日の摂取カロリーが1700kcalで体重は減っていく事になります。

 

しかし、ダイエットを続けて1日の消費カロリーが1700kcalまで低下してしまったとすると、摂取カロリーが1700kcalでは当然体重は落ちなくなります。

ダイエットが長期間に渡るとこれが停滞の原因として多くなってきます。やみくもに摂取カロリーを抑えるのはオススメしませんが、栄養や運動を見直した上で停滞が続いていくようならカロリーの摂取と消費が見合っているか確認してみると良いでしょう。

 

 

今回は長々と書いてきましたが、体重が落ちなくなる原因はストレスや睡眠なども関わってくるので、そのうちそちらも書いていこうかと。

 

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