abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

アレの回数を増やすだけでダイエットにもアンチエイジングにも役立つという話。

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こんにちは。

 

明確な研究データなんかがあるわけではないんですが、太っている人に比較的多いな~。って感じる事がありまして。

 

それは、「早食いな事」です。厳密には食べる早さと言うより、よく噛まずに食べる人ですね。そんなわけで今回は「咀嚼」の話。噛む回数を増やしましょうというお話です。

 

昔から「よく噛んで食べなさい」なんて言われたりしますが、なぜよく噛んだほうが良いかと言いますと、理由はいくつかあるんですが、まずは消化の問題。

 

これはわりとイメージしやすいと思いますが、食べ物をあまり噛まずに食べると、食べた物が原型に近いまま胃に入るため、よく噛んで食べたときよりも消化の負担が大きくなります。また、よく噛むと唾液の分泌量が増えるんですが、唾液には「アミラーゼ」という炭水化物を分解する酵素が含まれていまして、炭水化物なんかは特に、よく噛むことで消化の負担が減りますね。

 

アミラーゼに限らず、唾液には様々な成分が含まれていまして、特に今回触れていきたいのが、インスリン成長様因子(IGF-1)という物質です。

 

このIGF-1は動物の成長や発達を促進するホルモンで、成長ホルモンの働きを助けて体脂肪を代謝したり、アンチエイジングに効果的だったりなんて言われています。

 

 食事をする時によく噛んで唾液の分泌量が増えれば、当然IGF-1の量も増えますので、ダイエットやアンチエイジングに効果的ということです。

 

そして、IGF-1は唾液以外にも、筋トレをすると筋肉からも分泌されるとされています。以前から「ダイエットにもアンチエイジングにも筋トレだ!」っていう事は書いていますが、このIGF-1の分泌量が増えるという意味でも筋トレはオススメですね。

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逆にIGF-1は睡眠不足だと分泌が減るなんて言われたりしていますので、こちらも以前から書いている通り、睡眠もやっぱり大事だよね。って話になってきます。

 

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また、IGF-1は肝臓からも分泌されまして、具体的に肝臓から分泌されるIGF-1を増やすための方法を書いた文献なんかは見つからないんですが、肝臓の働きが不十分であれば、肝臓からのIGF-1の分泌が減る事も予想されますので、お酒なんかもやっぱり控えめにしたほうが良いかもしれません。

 

そんなわけで、話が多方向に広まってしまいましたが、IGF-1を増やすにはやっぱり「よく噛んで食べる」のは手っ取り早いとは思いますので、まずは簡単な所から実践してみるのが良いと思います。

 

ここまで書いては見たものの、私自身も食事の時に噛む回数は少ないほうだと思いますので改めて意識しなくてはならないところですね・・・。

 

では。

 

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