abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクターがダイエットや健康について語っていきます。

3日で-2kgのカラクリ!!ジュースクレンズとかいう疑似ダイエット法!!

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こんにちは。

 

オシャレな健康法やダイエット法が話題になりやすい昨今ですが、効果の程は「いかがなものかと」というものが多いですね。さて、そんなファッション健康法の一つである「ジュースクレンズ」について。

 

そもそもジュースクレンズっていうのは何なのかと言いますと、3日間、食事の代わりに野菜やフルーツのジュースを飲むという方法だそうで、体内のデトックスをしてヤセ体質になるんだとか。某有名女性誌のサイトでジュースクレンズが紹介されている記事では、「3日で-2kgも夢じゃない」って書いてありました。

 

私としてはツッコミどころが満載なんですが、順を追って書いていこうと思います。まず「デトックス」とは、体内に溜まった毒素を体外に排出することなんですが、人間の体は、そもそもデトックス機能が備わっていまして、わざわざクレンジングのためのジュースなんて飲まなくても内臓(特に肝臓と腎臓)がきちんと働いていれば、毒素は身体が勝手に排出してくれます。

 

そして、腎臓の機能は食物繊維の摂取量と相関していまして、基本的には食物繊維を摂取するほど、腎臓は機能を充分に発揮してくれます。果物や野菜を絞ったジュースなら食物繊維が多少なりとも摂れると思うので、「多少コスパが悪くとも手軽に食物繊維を摂取する目的ならアリかなー・・・?」なんて思っていたんですが、クレンズジュースの価格を調べてみましたところ・・・。

 

「マジで・・・?」

 

と、絶句する価格でした。多少コスパが悪いどころの騒ぎじゃない。食物繊維を摂取するのが目的であれば、普通に野菜や果物買って食べた方が絶対に良いと思います。

 

そして前述の某女性誌のサイトでの「3日で-2kg」の記載についても書いていこうと思いますが、まず体脂肪っていうのは以前も書きました通り、人間の非常時のためのエネルギー貯蔵庫でして、1kgあたり7200kcalの熱量をもっております。この7200kcalの熱量をエネルギー源として燃焼させないと基本的に体脂肪はなくなりません。

 

ダイエッターの皆さんにとっては夢のない話かもしれませんが、これは熱力学の基本法則でして、クレンズジュースを飲もうがマッサージで揉みほぐそうが、エネルギー源として使用されなければ体脂肪というのはなくならないわけです。

 

では、3日で-2kgのカラクリは何なのかと言いますと、人間の身体はすぐに使うためのエネルギー源として、糖質を「グリコーゲン」という形で貯蔵しています。このグリコーゲンの貯蔵量は大体300gくらいと言われていますが、多い方だと500gくらい貯蔵しているそうです。

 

ちょっと話はそれますが、下記のサイトでテニスプレイヤーの錦織圭選手のグリコーゲン最大貯蔵量の推定値が計算されていました。錦織選手は700g以上貯蔵できるようです。(実際に700g貯蔵しているかはまた別の話ですが)

wp-ostinato.eek.jp

話を戻しまして、グリコーゲンというのは体内で貯蔵する際、1gあたり3gの水分と結合して貯蔵されます。シンプルに言うと、水を含んで4倍の重量になるということですね。そして、前述のようにグリコーゲンの貯蔵量は多い方だと500gくらいです。4倍ということは・・・。

 

3日で-2kgのカラクリが見えてきましたね。あくまで理論上の話で、体内にグリコーゲン500g貯蔵している方は少ないと思いますし、クレンズジュースっていうのは低カロリーではありますので、いくらかは体脂肪で減っている分もあると思いますが、基本的には貯蔵されたグリコーゲンと水分の重量がそのまま体重から減っただけです。食事して水分と糖質を摂ればすぐに元に戻ります。しかもクレンズジュースに置き換えている期間、タンパク質がほとんど摂取できてないので代謝が低下し、以前よりも太りやすくなっている可能性が高いですね。

 

そんなわけでジュースクレンズはオススメできませんよ。っていう話でした。まあオススメはしませんが、お金にものすごく余裕があって、クレンズジュースがすごく美味しいから飲むとかであれば良いかもしれません(笑)一応はビタミンや食物繊維はそれなりに摂取できると思いますし。

 

では。

 

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