abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

プロテインでお腹の調子が悪くなる原因と対処法!


こんにちは。

 

「プロテインを飲むとお腹の調子が悪くなる!」という人が結構いるので、本日はその原因と対処法について書いていきたいと思います。

 

プロテインでお腹の調子が悪くなる症状は大きく2つ。お腹がもたれて不快感を感じるケースとお腹を下してしまうケースです。これを症状と原因別に書いていきます。

 

①プロテインでお腹がもたれる場合

これは高確率で「タンパク質を摂り慣れていない」事が原因と思われます。タンパク質は他の栄養素に比べて消化する際に内臓にかかる負荷が大きいんで、日常的にタンパク質を適量摂取していないと、内臓が負担に感じて胃がもたれてしまいます。プロテインというより、タンパク質そのものが負担になっているわけですね。

 

対処法としては、「少しずつ摂取し、徐々に摂取量を増やしていく」事になります。内臓の機能は鍛えていく事が出来ます。摂り慣れていないからとタンパク質の摂取量を減らしていくと、なおさら内臓の機能は衰えて消化の際の内臓への負担は大きくなりがちです。

 

まずはご自分で摂取して大丈夫なタンパク質の量を見極め、日に日に少しづつ摂取量を増やす事で内臓の機能も高まって不快感は無くなっていくと思われます。

 

 

②お腹を下してしまう、乳糖が原因の場合

プロテインでお腹を下してしまう原因は主に2つ。乳糖と人工甘味料です。現在、市販されているプロテインの主流はホエイ(乳清)プロテインで乳製品が原料なわけですが、特に多いのが「ホエイプロテイン・コンセントレート」という種類で安価なのが特徴です。

 

このホエイプロテイン・コンセントレートという製品は、乳製品に含まれる糖質である「乳糖」が含まれておりまして、これが体質的に合わない人が結構いるんですね。牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする人はほぼ乳糖が体質に合わないと見てよいと思います。大人になると体内で乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」分泌量が減ってしまうので、子供の頃はいくら牛乳を飲んでも大丈夫だったけど、大人になると体質に合わなくなる方も多く見受けられます。

 

これは完全に体質の問題なので対処法としては、大豆が原料であるソイプロテインか、ホエイプロテイン・アイソレートという、乳糖もカットして作られる製品に切り替えるのが具体案となります。どちらもホエイプロテイン・コンセントレートに比べて価格が高い傾向にあるのが難点ですが・・・。

 

 

③お腹を下してしまう、人工甘味料が原因の場合

牛乳などでお腹の調子が悪くなる事はないけれど、プロテインを飲むとお腹を下してしまうという方は、プロテインに含まれる人工甘味料が原因の可能性が高いです。人工甘味料は体内で消化されないため、摂取した後、腸の中で停滞してしまいます。すると腸内の浸透圧が上がってしまうため、身体はこれを調節しようと腸の中に水分を引き込み浸透圧を下げます。この引き込まれた水分が便をゆるくし、結果としてお腹を下してしまいます。(浸透圧性の下痢と呼ばれる症状になります)

 

ただこれは理論上の話で、市販のプロテイン1杯に含まれる量の人工甘味料だけで浸透圧性の下痢が起こるかはちょっと不明で、「これに当てはまるかも!」と思った方はプロテイン以外にも人工甘味料の含まれる製品(ゼロカロリーのゼリーや清涼飲料水など)を摂っていないかを確認した方が良いかもしれません。

 

浸透圧性の下痢はプロテインが原因というよりも、人工甘味料の摂り過ぎによって起こることなので、人工甘味料のトータルの摂取量を見直すと良いかと思われます。なお、プロテインの人工甘味料がが気になる方は人工甘味料不使用のプロテインも市販されておりますので、そちらを視野に入れるのもアリかと。

 

ちなみに以前、私はファイトクラブさんの「風神プロテイン」という人工甘味料不使用のプロテインを使っておりました。溶けにくいのと、いかんせんコストが高いんで今はデメリットに目をつぶって他の商品を使っておりますが・・・。

 

 

そんなわけでプロテインでお腹の調子が悪くなる原因と対処法について書いてまいりました。相変わらず更新頻度の低いブログですがたまに覗きに来て頂ければ幸いです。

 

 

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