abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

市販の野菜ジュースで1日分の野菜の栄養が摂れるのか検証してみた②

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こんにちは。

 

前回の続きですが野菜ジュースの栄養の含有量を検証しております。前回の記事はコチラ↓

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伊藤園さんの「1日分の野菜」で1日分の野菜の栄養が摂れるか検証中です。

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それでは引き続き、パッケージに記載されおります栄養成分表示の含有量を見ていきたいと思います。

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今回はビタミンCから。

 

含有量は60~155mgとなっております。厚生労働省のビタミンCの推奨摂取量は成人男女ともに1日あたり100mgです。

 

ビタミンCに関しては以前の記事で書きましたとおり、厚生労働省の推奨摂取量ではちょっと少なく、本当は1日に4回✕100mg以上摂取したいところなのですが、ビタミンCの「一度に大量に摂取しても排出されてしまう」という特性を考えると、この数値でも及第点かとは思います。できれば最低値で100mgほしいところですが。

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お次はビタミンE。

強い抗酸化力を持っており、細胞の老化を防ぐビタミンです。カボチャやモロヘイヤ、野菜以外ではアーモンドやゴマ、ウナギなんかに多く含まれます。含有量は1.1~4.6mg。厚生労働省の推奨摂取量は年齢によりバラツキがありますが、男性7g前後、女性で6g前後です。

 

これはちょっと足りない感じですね。ビタミンEはアーモンドやゴマなどで補いやすい栄養素ですが、「1日分の野菜」を語るならもう少し頑張って欲しいところ。

 

 

そしてビタミンK。

骨を丈夫にしたり、怪我をして出血した際に、血液を固めて止血をするのに働いてくれる栄養素です。ほうれん草やブロッコリー、キャベツに含まれますが、こちらの含有量は3~15μgで、厚生労働省の推奨する摂取量は150μgです。

 

これは正直、全然足りないですね・・・。まあ納豆にはかなり入ってますんで、野菜を全然食べない方でも、納豆を食べればあっという間に必要量を満たせる栄養素なんで無理して野菜で摂ることもないんですが、納豆以外だと主な摂取源は野菜になってしまう栄養素なので、もっと入れてほしいところですね。

 

 

今回の記事のラストは葉酸。

これはビタミンの一種なんですが、血を作り出す働きや免疫力を高める働きがあります。さらには細胞の新生なんかに関わるため、妊婦さんには重要な栄養素です。食品なら菜の花や枝豆、ブロッコリーやアボカドなんかに多く含まれます。コチラの含有量は10~113μg。1日の推奨摂取量は成人男女とも、240μgです。

 

含有量の最高値だったとしても半分以下、野菜ジュースを「補助」として見るならそこまで悪くないの含有量(最高値の場合)かもしれませんが、今回のテーマはあくまで「1日分の野菜の栄養が摂れるかどうか」ですので、これもやはり含有量不足が否めないところ。

 

そして枠外のβカロテンとリコピンですが、βカロテンは体内でビタミンAに変化する栄養素で、ビタミンAに関しては前回、悪くない量が入っていると書きました。リコピンに関しては現状では必須栄養素とされていないので割愛させて頂きます。

 

 

さて、2回に渡る記事を書いてきましたが、とりあえずここまでの見解は「含有量が少ない栄養素がたくさんあるけど、ビタミンAとビタミンCを摂るなら悪くないですかね。」くらいの感じでしょうか。やっぱりマグネシウムが少なすぎるのは致命的ですが。

 

ただし、あえてここまで語らなかった事が一つありまして・・・。

 

野菜の栄養に関して語る上で、「これは外せない」というものがあります!!それを次回の記事で書いていこうと思います。

 

 次回はコチラ↓

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