abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

スヌーズ機能で脳がバグる!二度寝禁止のススメ!

こんにちは。

 

目覚まし時計にスマホのアラームを使っている方は多いかと思います。アラームが鳴る時間をたくさん設定できるため、寝坊を防止するためににアラームが鳴る時間を複数設定しているケースも良く見受けられますが、実はコレ、自律神経の観点からあまり良くありません。

 

スマホのアラームに限らず普通の目覚まし時計についているスヌーズ機能、止めても数分後になる機能ですね。こちらも極力使わない事をオススメします。睡眠に関しては何度か書いてきておりますが、今回は「目覚め」の話です。

 

睡眠時間が規則正しい人の場合、人間の脳は起床時間の3時間前くらいからコルチゾールを分泌し、血圧や血糖値を高めて起床の準備をしていきます。毎日決まった睡眠時間を取る場合、脳がコルチゾールを分泌するタイミングがわかるのですが、スヌーズ機能を使って二度寝、三度寝をする習慣がついている場合、脳がコルチゾールを分泌するタイミングがわからなくなってしまい、バグを起こしてしまうとのこと。

 

結果、脳は起床前に上手くコルチゾールを分泌できなくなり、朝の目覚めは悪く、睡眠時間をしっかり取っているはずなのに疲労感が抜けなかったり、日中眠くなる事が多くなってしまうようです。

 

また、レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉を知っている方も多いかと思いますが、睡眠中は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が交互に繰り返されまして、このサイクルが正しく繰り返されている場合はだんだんと全体の眠りが浅くなっていき、起床することで最後のレム睡眠から脱します。

 

しかし、ここで二度寝をしてしまうと、脳はまた新たな眠りのサイクルに入ってしまい、二度目以降のアラームでムリヤリ起きた後も脳は新たな眠りのサイクルの中にあるため、完全には目が覚めた状態にならず、頭がボーッとした状態になってしまいます。

 

そんなわけでスヌーズ機能、というより正確には二度寝は脳のために極力しない方が良さそうです。目覚ましは一度目のアラームで起きるのがベストってことですな。

 

「アラーム一回で起きられたら苦労はしねえよ!」っていう方も多いと思いますが、なんでもアラーム一回で起きられない方は、「複数回のアラームで起きることがクセになってる」んだそうです。

 

一回目のアラームが鳴っても無意識に「次のアラームが鳴るから」と二度寝、三度寝に対するハードルが下がってしまっているんですね。そんな方がいきなりアラーム一回で起きるのは確かに難しいと思いますんで、まずはアラームの回数を少しづつ減らしてみるところから始めるのが良いかと。

 

なんにせよ二度寝は脳に良くないんですな。私なんかはアラームが鳴る前に起きてしまうタイプでして、アラームが鳴るまではまだ寝れると二度寝をしてしまうタイプなんですが、こういう場合は最初に起床した時点でもう起きて活動してしまった方が良いそうです。ご参考までに。

 

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