こんにちは。
意外に悩まれている方が多いと感じるのが、すぐにトイレに行きたくなってしまう「頻尿」。若干デリケートな話題なのでなかなか人に相談出来ない方も多いのではないでしょうか。今回は頻尿の対策のお話をしていこうと思います。
まず排尿のメカニズムなんですが、水分摂取などの後、膀胱に尿が溜まっていくと大体250mlくらい溜まった時点で膀胱の内壁にある神経が刺激され、脳に刺激が届き、排尿の指令が出ます。これが「尿意を感じる」状態です。
しかし、頻尿の場合は何らかの原因で充分な量の尿意が貯まる前に尿意を感じてトイレに行きたくなってしまいます。本来、膀胱は伸縮性がありまして、大体500mlくらいまで尿をためておけると言われてますんで、膀胱が正常なら尿意を感じてもしばらくは大丈夫なんですが、頻尿の人は尿意を感じてからトイレを我慢できる時間も短い人が多いので、長時間にわたり乗り物に乗るハードルが高くなったりしてしまうんで、なかなか深刻な問題だったりするわけですね。
さて、頻尿の原因は様々で尿路結石や膀胱ガンなんかの場合もありますんで、そういった場合は自分での改善は難しいんですが、逆に生活習慣の改善で簡単に治る事もわりと多いようです。
具体的な方法としましては、トイレに行きたくなったら、まずは5分ほど我慢してみる事。実際は何分でも良いんですが、それまで尿意を感じたらすぐにトイレに行っていた方がいきなり長時間は難しい場合が多いんで、短時間から始めて少しづつ我慢する時間を長くしていくと良いと思います。
短期間で即改善するわけではないですが、しばらく続けることで膀胱に溜めておける尿の量は少しづつ増えていきますんで、必然的にトイレに行く回数も減っていきます。とはいえ、前述の通り何らかの疾患が原因で頻尿になる場合もありますんで、数日~数週間、試してみて改善しない場合は泌尿器科に相談することをオススメします。
ちなみに、お酒を飲むとどうしてもトイレが近くなってしまう人も多いと思いますが、人間の身体は通常、体内の水分量を適切に保つための「抵利尿ホルモン」という尿意を抑えるホルモンが分泌されているんですが、お酒を飲んで酔っ払ってくると、この抗利尿ホルモンの分泌が抑えられてしまい、どうしてもトイレが近くなってしまいます。
「普段は頻尿じゃないけどお酒を飲むとトイレの回数が増えてしまうよ!」って人は・・・
あきらめてください(笑)
お酒はほどほどに・・・。
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