abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

映画を見る前に餅を食べると途中でトイレに行かなくてすむ!?

こんにちは。

 

ちょっと前にTwitterで流行になった話題なんですが、タイトルの通り、映画を見る前に餅を食べておくと上映中にトイレに行かなくてすむってお話なんですが、これは実際のところどうなのか。

 

私自身が映画をそんなに観ない人間でして実際に試す機会が現状ないんですが、生理学的に考えるとこの説は大いに「アリ」だと思います。

 

餅の主成分は糖質なわけなんですが、人間の身体は糖質を摂取すると「グリコーゲン」っていうエネルギー源に変えて筋肉や肝臓なんかに貯蔵する仕組みになってまして、この時にグリコーゲンは約3倍の質量の水分と結合する性質を持っているんですね。

 

こうして水分がグリコーゲンと結合して体内に貯蔵されるので尿の排出を遅らせることが出来るので、映画を食べる前に餅を食べておくとトイレに行かなくてすむって説が出たんじゃないかと思います。Twitterなんかだと「効果があった」って声もチラホラ見受けられます。

 

なので「映画を見る前の餅」は理論上アリかなー、と思う反面、個人的にはただの餅だとちょっと心もとない気がしますね。切り餅1個の糖質が25gくらいなんですが、結合する水分が3倍の75gくらいですんで、尿意を遅らせる目的としてはちょっと糖質が少ない気がします。そもそも映画館に行く前って想定すると「餅」を食べられるタイミングもなかなかないでしょうからねえ(笑)わらび餅なんかならその辺でも売っているかと思いますが。

 

現実的にはコンビニで大福や団子なんかを買って食べるのが妥当なところでしょうか。カフェなんかに入ってケーキなんかを食べるのも有効ではあると思いますが、コーヒーや紅茶なんかに利尿作用があるのでこれらを飲んでしまうと本末転倒なのと、脂質が多く含まれる食品は消化吸収の問題で効果が出るまでに時間がかかる可能性があるのでご注意を。同様の理由で映画を見ながら食べるポップコーンもトイレを遅らせる効果を期待するには微妙かもしれません。

 

そんなわけで映画の前の餅、というか映画の前の糖質はトイレを遅らせるのに理論上有効だと思われますんで、トイレが近い事にお悩みの方は試してみるのも良いかもしれません。私自身はコロナ禍もあってずいぶんと長距離の移動をしていないんですが乗り物に長時間乗る場合なんかも有効と思われます。

 

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