abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

腸活にポリフェノールだ!な話

こんにちは。

 

このブログでは腸内環境の重要さについて何度か書いておりますが、腸内環境を良くするために摂取すべき成分は主に「乳酸菌」と「食物繊維」の2つになります。これはわりとよく知られている話ではないかと思われますが、実は乳酸菌と食物繊維以外にも腸内環境を良くしてくれる栄養素がありました。今日はそのお話。

 

まずはおさらいなんですが、乳酸菌は「プロバイオティクス」といいまして、腸の善玉菌を直接摂取して腸内で働いてもらうために摂取するものとなります。基本的に善玉菌は摂取して生きたまま腸まで運ばれるのが理想なのですが、死んでしまった菌(死菌)だとしてもすでに腸内にいる菌の餌となり、腸内細菌の活性化につながっていきます。

 

もう一つ、食物繊維は死菌と同じように腸内細菌の餌となり、腸内細菌が食べることによって活性化していきます。こちらは「プレバイオティクス」と呼ばれております。

 

そして今回はもう一つ、食物繊維や死菌と同じく腸内細菌の餌となり活性化してくれる栄養素が「ポリフェノール」です。

 

ポリフェノールといえば「抗酸化作用」をイメージする方も多いのではないでしょうか。身体の酸化を防いで老化を予防してくれるのが有名なポリフェノールですが、ポリフェノール自体は小腸で10%ほどしか吸収されず、残りは大腸に行き腸内細菌の餌となり、腸内環境を整えてくれます。

 

残念ながらポリフェノールの整腸作用自体は乳酸菌や食物繊維よりは小さいと言われているのですが、ポリフェノールのすごいところは腸内の善玉菌を増やすと同時に悪玉菌を減らしてくれるところ。

 

腸の悪玉菌は名前の通り腸に悪い働きを及ぼし、結果として便通が悪くなる、肌が荒れる、免疫力が低下するなどといった悪影響を起こしまして、悪玉菌が増える要因としては肉類の過剰摂取、脂質の過剰摂取、ストレスなどがあり、基本的には悪玉菌が増える要因そのものを取り除かないと悪玉菌はどんどん増えやすくなっていきます。

 

しかし、ポリフェノールを摂取する事で善玉菌を増やすと同時に悪玉菌の増殖を減らし腸内細菌を良くすることに一役買ってくれます。前述の通り、乳酸菌や食物繊維ほど整腸作用は大きくないものの、腸内環境を良くしたいなら積極的に摂取したい栄養素と言えましょう。

 

ポリフェノールが多く含まれている食品としては、ココアやコーヒー、お茶、野菜や果物、特にベリー類には多く含まれます。こういった物を積極的に摂取すると良いですね。私自身は冷凍のブルーベリーをほぼ毎日食べておりますが、手軽にポリフェノールを摂取できる食べ物としては高カカオのチョコレートなんかもオススメです。

 

ポリフェノール摂取のためのチョコレートを選ぶポイントとしては「とにかくカカオ含有量が高いものを選ぶ!」ことなんですが、カカオ90%以上だとめちゃくちゃ苦いので慣れない方にはつらいと思われます。70%~80%台のものから始めてみるのが良いでしょう。ご参考までに。

 

 

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