こんにちは。
冬場になると「気分が落ち込みやすい」「イマイチ体調が良くない」「つい食べすぎてしまう。」といった事があったりしないでしょうか。今回は、こんな冬場特有のメンタルの落ち込みについて書いていこうと思います。
冬に気分が落ち込んでしまう状態は「季節性感情障害」と呼ばれておりまして、別名「冬季型うつ」とも言います。この冬場特有の気分の落ち込みは主には日照時間と日射量の減少が主な原因と言われています。
人間は太陽の光を浴びる事でセロトニンというホルモンが分泌されるのですが、このセロトニンにはメンタルを安定させ、ストレスに強くなる効果があります。冬場は日照時間が短く日照量も減少するためにセロトニンの分泌量が減り、メンタルが落ち込みやすくなる。これが冬季型うつの主な原因ということです。
また、以前の記事でも書きましたように、セロトニンはメラトニンの材料となり、このメラトニンが夜の睡眠の質を高めてくれます。睡眠の質が低かったり睡眠時間が不十分だったりしても気分は落ち込みやすくなりますので、この面からもセロトニン不足は良くないわけです。
そんなわけで改善策としましては、なるべく日光に当たるというシンプルな事だったりするんですが、もう一点、意識していきたいのがビタミンDの摂取です。
そもそもセロトニンの合成にはビタミンDが必要であり、ビタミンDもまた日光に当たる事によって体内で合成されていきます。風邪対策の記事で冬場はビタミンDが不足しやすいと書きましたが、ビタミンD不足もまた、日照時間と日照量の減少が原因によるものです。
そんなわけで冬場のメンタルの改善のためには日光に意識して当たるのが大事ではあるんですが、いかんせん他の季節よりも日光浴の効果は減少してしまいがちですので、体内のビタミンD合成量が減る事を見越して、ビタミンDの摂取を意識するのが有効です。
ビタミンDは魚やキノコなどに多く含まれますが、ビタミンDはマグネシウムが足りていないと上手く働いてくれませんので、マグネシウムの摂取も意識するのが大事になります。マグネシムはナッツ類やほうれん草などに多く含まれます。ちなみに以前も書きましたが、キクラゲはビタミンDとマグネシウムの両方が多く含まれますのでオススメです。
という事で冬場に気分が落ち込んでしまう方はキクラゲをガンガン食べましょう。油で炒めて顆粒の中華スープで味付けをすると美味しいです。
では。
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