こんにちは。
コーヒーフレッシュの話でトランス脂肪酸についてちょっと書いたので、今回はもう少し詳しく書こうかと。
トランス脂肪酸ってのは主に植物油脂の加工品に含まれる成分で、糖尿病などの健康リスクが懸念されています。また、体内の炎症を促進して、老化や肥満に繋がる恐れもあったりします。
余談ですが、牛や羊なんかは胃の中の微生物の働きによってトランス脂肪酸が発生するため、牛肉や羊肉、牛乳などにもトランス脂肪酸は含まれますが、その量は微々たるもの。それほど気にする必要はないかと思われます。やはり気をつけるべきは植物油脂の加工品。
トランス脂肪酸を多く含む代表格と言いますと、まずはマーガリン。バターに風味が近く安価なためバターの代用品として使われる方も多いと思いますが、ダイエットや健康のためにはマーガリンは使わない方が賢明な判断かと。最近はトランス脂肪酸を含まないマーガリンなんかも販売されていたりしますんで、(宗教上の理由など)どうしてもマーガリンじゃないとダメだ!って方はそちらを使われるのが良いかと思います。
次はショートニング。パンやクッキーなどの食感を良くするために使われる成分で、こちらもトランス脂肪酸を多く含むので、食品を買う際は原材料欄を見てショートニングを使用している製品を避けるのが無難ですな。
そして食品の原材料欄に記載されているもので気をつけたいのが「植物油脂」。これはトランス脂肪酸を含むと100%言えないのですが、かなり高確率でアヤシイと思われます。
植物から油脂を抽出する際、安価な油は大抵の場合、化学物質を用いて高温で処理するのですが、この過程でトランス脂肪酸が発生すると言われています。製法によるので全てがそうと言い切れないものの、とりあえず原材料に植物油脂を使ったものや、市販のサラダ油なんかは極力減らした方が良さそう。
逆に低音圧縮法(コールドプレス)と呼ばれる方法で抽出された油はトランス脂肪酸のリスクは低いと言われておりますので、なるべくそういった製品を選ぶのが良いかと。
個人的な体感ですが、私も昔は頻繁にパンを食べて、自炊する際も安価なサラダ油をガンガン使っていたんですが、和食を増やして自炊で使うための油をオリーブオイルに切り替えたら、それだけで体調が劇的に良くなりましたねえ。とはいえ、コールドプレスのオリーブオイルは値段もそこそこしますんで、たまに使う程度に留まっておりますが・・・。
そんなわけでトランス脂肪酸の摂取量をゼロに!ってのは実際には難しいと思いますが、パンを食べる機会が多い方は、パン食の回数を減らして和食を選ぶ機会を増やしたり、自宅で使う油の質にこだわってみるところから始めてみてはいかがでしょう。
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