abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

実際のところ、グルテンフリーってどうなの?

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こんにちは。

 

テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手が取り入れて成績が向上したことで広まったグルテンフリーに関して書いていこうかと思います。

 

 まず、そもそもグルテンフリーって何なの?っていう話からしていきますが、グルテンフリーというのは小麦などに含まれるタンパク質の一種、「グルテン」を避ける健康法でして、小麦アレルギーやセリアック病という病気の方のための食事法として始まったものです。

 

小麦に関してはみなさんもご存知だと思うんですが、パンや麺類、クッキーなどのお菓子なんかに使われていまして、意外なところだと醤油の原材料として使われることもあるんですが、これらを摂取しない食事法なわけです。

 

前述のジョコビッチ選手の様にグルテンフリー食を取り入れ、パフォーマンスが上がる方、または健康になる方、痩せる方なんかがいたりしまして、グルテンフリーは世界的に広まったわけなんですが、実際のところ本当にグルテンフリーって効果があるのか!?っていう話になります。

 

残念なことに実際のところ、これに関しては現時点では「人による」としか言えないんですよね。

 

アレルギーやセリアック病など、グルテンに耐性の無い方はもちろん効果があると思うんですが、そうでない方はグルテンフリーをそこまで頑張って実践する必要がないっていうのが個人的な見解です。

 

ジョコビッチ選手なんかは聞くところによると、そもそも小麦アレルギーがあったらしいですし、グルテンに弱くない人達を集めて、1週間食事をしてもらった研究がありまして、

www.ncbi.nlm.nih.gov

こちらでは、被験者たちはグルテンを摂取してもなんの症状も起こらず、「フルクタン」という食物繊維の一種を摂取すると、腸内のガスの発生が増加したそうです。

 

つまり、今までグルテンが身体に悪さをしていたと思われていたのですが、このフルクタンが原因だった可能性が出てきているということです。

 

とはいえ、私自身も実はグルテンフリーを実践したことがあり、確かにその時は体調は良かった気がするんですよ。まあ私の場合はそこまで劇的に変わったわけではなく、グルテンフリーを実践するのは色々と不便なんで結局やめましたが。

 

ちなみに私がグルテンフリーを実践してみたときは、ジョコビッチ選手の本を読んで参考にしました。確かに体調は良くなった感はありましたが、「生まれ変わる」というレベルかというと微妙なところ・・・。

また、お菓子はもちろん、市販のパンなんかは実は原材料に身体に良くない成分なんかがわりと使われていたりしまして、栄養価が低い割にカロリーは高かったりするんで、グルテンフリーが効果あるなしとは別の話で、市販のパンなどをなるべく控えるようにするとダイエットにも健康にも良いのではないかと考えています。

 

人間の身体はまだまだ解明されていない事が多いため、今後、「やっぱりグルテンフリーは効果あるんじゃない?」という研究結果なんかも出てくるかも知れませんが、現時点ではグルテンフリー自体がそこまで効果があるかは微妙なところ。

 

まあグルテンフリーを実践することで不健康になることもないと思うので、試してみたい方は試してみても良いと思いますが、そこまで頑張らなくても市販のパンだけ食べる頻度を減らすくらいで良いのではないかとも思います。

 

では。

 

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