こんにちは。
ダイエットをするなら運動なり食事なり頑張らなければならないわけですが、できるかぎり最小限の努力で結果を出したいと思うのが正直なところ。そんな方達に朗報な研究がありましたので、今回はそんなお話。
ハーバード大学のアリア・J・クラム、エレン・J・ランガーらの研究チームは、あるホテルで働く女性のルームアテンダント達をグループ分けし、一方のグループには「シーツを替える作業は１５分に４０kcal消費しますし、バスルームの掃除は１５分で６０kcalを消費します。」といったように、ルームアテンダントという日々の仕事でどれくらいの消費するカロリーを教え、もう一方のグループには何も伝えず、どちらのグループにも引き続き今まで通りに仕事に従事してもらいました。
そして、４週間後には驚くべき変化が見られ、なんと仕事の消費カロリーを教えられたグループの女性達は体重や体脂肪が減り、血圧の改善までしており、もう一方の何も伝えられないグループは同じ業務内容をこなしていたにも関わらず何の変化も見られませんでした。つまり、「普段の仕事でカロリーを消費している」と自覚しただけで両グループには有意な差が見られたのです。
もしかしたら仕事によってカロリー消費をしていると認識したルームアテンダント達が日々のカロリー収支を意識した（食事に気をつけたり、日常で歩く量を増やす意識をした）可能性はありますので、４週間の両グループのカロリー収支が同じだったかは微妙なんですが、カロリー消費を認識することによってダイエット効果には影響があると充分に考えられるのではないでしょうか。
もちろん食事の管理や運動をする事が一番重要ではあるんですが、いかんせん気が向かない時もあれば、忙しくて運動にまとまった時間が取れない時もあるかと思われます。そんな時は「今日は２０分歩いた」「浴室の掃除を１５分した」など、ご自身の行動を振り返ってみる事で内面に「身体を動かしている」との意識が生まれて良い影響を与える事が出来るのではないかと思います。ダイエットにおいてなかなか具体的な行動に移していけないという方はまずは試してみてはいかがでしょう。
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