abneyのカラダマガジン

フィットネスインストラクター油田 豪(あぶた ごう)がダイエットや健康について語っていきます。

運動の後にアレを摂ると風邪を引きにくくなるぞー!

こんにちは。

 

運動の習慣がある方ってすごく健康的なイメージがあると思われますが、実は運動習慣のある人ほど、かえって風邪を引きやすかったりします。健康のための適度な運動程度なら全く問題はないんですが、プロアスリートだったりボディメイクのために激しい運動をしている人は、運動によるストレスによって免疫機能が低下してしまうんですね。今回はそれを防ぐお話。

 

以前の記事でも書きましたが、運動で健康になったり若返ったりっていうのは「ホルミシス」ってシステムが働くため。身体に「適度な毒」を与え、身体の自己修復機能が活発になることで健康になるって仕組みです。運動によるストレスも「適度な毒」なわけですね。

 

この運動によるストレスを受けると、免疫機能が頑張って働くべく血中から全身のいろんな所へと移動していきます。そして免疫機能が移動している間は人間の身体は細菌やウィルスの感染に弱くなってしまいます。受けたストレスが強くなるほど、免疫機能が元の状態に戻るまでの時間は長くなってしまいます。当然のようなお話ですが、免疫機能が元に戻るまでの時間が長ければ風邪を引くリスクも高まっていくわけですね。

 

前置きが長くなりましたが、この免疫機能を正常に保つのに一役買ってくれるのが、運動後に摂取する「糖質」です。

 

何かと悪者にされがちな糖質ではありますが、糖質を摂って血糖値が高まると身体のストレス反応が下がり、免疫機能が正常化していきます。

 

とはいえ気をつけたいのが血糖値は急激に上がると下がるのも急激で、この血糖値の急激な低下は免疫機能を乱れさせる可能性があるので、なるべくゆっくりと血糖値が上がるものを選んで摂取するのがベスト。

 

具体的にはイモ類、玄米、オートミール、全粒粉のパンやパスタあたりなんですが、いかんせん手軽に摂れるものじゃない気がするので、バナナやリンゴ、蕎麦(そば粉の割合が多いもの)なんかでも良いのではないかと思われます。

 

逆にスポーツドリンクを含む清涼飲料水やコンビニなどで売っているハンディゼリーみたいなものは血糖値が急激に上昇しやすいのでご注意を。白米なんかも割と血糖値は上がりやすいんですが、清涼飲料水なんかよりはよっぽどマシなので、どうしても良いものが選べないときは白米のおにぎりを食べるのもアリかとは思われます・・・。

 

 

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